- コンサルの彼氏、激務なのは理解しているつもりだけど、連絡できないほど忙しいの?
- 本当に恋愛相手としてみてくれているのか不安…。
激務と言われるコンサルタントを彼氏に持った場合、単純に忙しいだけなのか、気持ちが離れてしまっているのか、不安になることがありますよね。
忙しいと一口に言っても「コンサルならではの忙しさ」がイメージしづらいのもよくわかります。

私も外資戦略コンサル時代、当時の彼女に心配を色々かけてしまい、申し訳なく思っていました。
この記事では、新卒で外資系戦略コンサルに入社し働いていた筆者が、忙しいと言われるコンサルタントの「余裕のなさ」の実態を解説します。
コンサル彼氏のあるあるは恋愛感情がなくなっているわけではありません。
この記事を読めば、コンサル彼氏の置かれている状況やコンサル本人の心境を具体的にイメージできるようになるでしょう。
コンサル彼氏あるあるの対応策も解説していますので、ぜひ最後までお読みください。


コンサル彼氏あるある5選とその真相


まずはコンサル彼氏のあるあるの状況と、その背景や心境を具体的に解説します。
コンサルタントという仕事の性質上、余裕がなくなってしまっていることが要因の大半。
恋愛感情がなくなっているわけではないのです。
コンサル彼氏あるある① 音信不通・LINEスルー
- 最近連絡しても返ってこない。LINEも既読スルー
- 忙しいのはわかるけど、返信ぐらいできるんじゃないの?
よく聞くコンサル彼氏あるあるの1つである音信不通。
一般的に男性は女性に比べて連絡が素っ気なかったりマメではないことが多いと言われていますが、「そうは言っても少ない」「昔はもっと頻繁に連絡とっていた」となると気になってきますよね。
なぜ連絡が返ってこないのでしょうか?
昔と変わってしまった場合
昔に比べて変わったとしたら、「プロジェクトの変化」と「本人の役割の変化」の両方の可能性があります。
1つ目のプロジェクト自体の変化です。
コンサルタントは短ければ数ヶ月で様々なプロジェクトをこなしています。前回のプロジェクトは余裕だったが、今回はとても大変、ということが頻繁に発生します。
プロジェクト期間中でも波があります。特に定期報告前はバタバタしていますし、炎上した日には一気に忙しさが増します。
2つ目は本人の役割の変化です。
プロジェクトが変わるタイミングで、求められる役割が変わることがあります。
役割変化の際、必ずしも昇進と連動していないのが、周囲の人から見てややこしいところです。
なぜならコンサルでは昇進をさせずとも「次の職位で求められるレベルにチャレンジさせて、どれだけできるか?」を見ることがあるからです。
プロジェクトの変化や本人の役割の変化、どちらの場合もある日突然急に忙しくなるため、気持ちに余裕がなくなっています。
特に役割変化は一気にレベルアップするため、できないことも増え、プレッシャーもかかります。
なかなか他のことに気が回らなくなりがちなのです。
元々連絡途切れがちだった場合
コンサル彼氏は「これまでも少なかったのだから、それでOK」と考えているかもしれません。
コンサルタントは数少ない事実から「きっとこうなのでは?」という仮説を立てることを生業にしており、その思考回路が強く働きがちなところがあります。
そのため、もしパートナーから音信不通やLINEスルーに関して指摘がなければ、「何も言ってこないから、問題ないはず」と都合よく考えているかもしれません。
逆に単純な思考回路とも言えるので、指摘することで気づいてサッと変えてくれるケースも往々にしてあります。
コンサル彼氏あるある② デートの急なキャンセル
- 前から予定していたデートを急にキャンセルしてきた
- キャンセルだけして、埋め合わせの日程を決めてくれない…
今度のデートを楽しみに準備している最中、彼氏からのキャンセル依頼はなかなか辛いですよね。
あらかじめ予定していたデートを急にキャンセルしてくる場合、コンサル彼氏が相当切羽詰まっていると言えます。
よくある切羽詰まっている状態はプロジェクトの炎上です。
「顧客の期待値を大きく下回っており、顧客から叱責を受けた。全体的に進捗も遅れているので、リソースを増やして挽回しなければならない」といった状況です。
コンサルは華やかな印象があるかもしれませんが、実態は究極のサービス業です。顧客の要求になんとか応えるためにありとあらゆる手段をとるのです。
もちろん炎上しないようにチームでカバーするのが大手コンサルですが、炎上とまで行かなくても急にバタバタする状況はいくつもあります。
例えば部下のスタッフが仕事を全然進めておらず、マネジャーであるコンサル彼氏が巻き取らないといけないというケース。マネジャーとして部下の管理監督責任を問われ、土日返上で働くこともあります。
マネジャー未満のコンサル彼氏の場合もバタバタする状況があります。
例えば上司であるマネジャーがその上のパートナーとうまく握れておらず「全然ダメじゃん」と言われてしまい、コンサル彼氏も作業やり直し、というケースです。
炎上こそしていないものの、当初予定していたよりも短い時間で成果物を作らなければいけないため、プレッシャーも大きいです。
時間がないため、他のことに意識が回らず、「とりあえずキャンセルだけはしなきゃ」という状況かもしれません。
コンサル彼氏あるある③ 会う頻度の減少・全然会えない
- 会う頻度が昔に比べて減ってしまった。
- 連絡は返ってくるのに、全然会えないのはなぜ?
急なデートのキャンセルだけでなく、徐々に会う機会が減ってしまっているケースです。
音信不通と同様、会う頻度の減少はプロジェクトや本人の役割の変化が背景にあることが多いです。
「連絡は返してくれるけど、なかなか会う機会が取れない」という場合は、音信不通になるほどの切羽詰まった忙しさではないものの、まとまった時間会うほどの余裕がない、と言えるでしょう。
コンサルの仕事あるあるですが、「この作業を終えれば終了」という状況は少なく、「いいアイデアや答えが出せたら終了」というケースが多いです。
いいアイデアや答えを出すために色々分析したり調べたりするのですが、「アイデアや答えが出ないかもしれない…」という不安との戦いが常にあります。



私も当時常に不安で、夜眠れない日も多々ありました。
アイデアや答えが出る時間が読めないため、「まとまった時間をデートに使い、時間切れになってしまうのが怖い」という心情が、会う頻度を減らしているかもしれません。
厄介なことに、成長するにつれて答えが早く出せるようになったとしても、成長しているがために「もっといい案があるのでは?」とさらに深く考えられるようになっているケースもあります。
ご飯を食べている時も関係なく四六時中考えられてしまうからこそコンサルとして活躍できている、とも言えるのが難しいところです。
コンサル彼氏あるある④ 会話しても冷たい反応
- 会話してもどこか上の空。冷たい反応だし、楽しくないのかな…?
なかなか会えない中、久しぶりに会えたと思ったら、会話が弾まない。反応が冷たい気がする。このようなコンサル彼氏あるあるもよく聞きます。
この場合、「アイデアや答えを出せておらず、考え続けてしまっている」という状況が考えられます。
もちろん切り替えて楽しみたいとコンサル彼氏も思っていますが、答えを出せない恐怖とも同時に戦っているのです。
- 明日までに答えが出なかったらどうしよう。上司に怒られてしまう…
- お客さんの期待に応えられないのが苦しい…
コンサルで活躍するような自慢の彼氏であればあるほど、プロとしての成果に拘っています。
ああでもないこうでもないと、ずっと考え続けられるものもコンサルタントに必要なスキルです。



考え続けている結果、夢の中で考えていることもあるほどです。
駆け出しの頃だけでなく、成長して役職が上がっても考え続けるプレッシャーにさらされます。
何故なら今いる役割より上の役割を与えられて成長を促すのがコンサルファームの特徴だからです。
「頭から離れない心配事を常に抱えながら生活している」という状況になりがちなのがコンサルタントです。
コンサル彼氏あるある⑤ 部屋に籠りがち
- 少しでも負担を減らそうと彼氏の家に行っても、ずっと部屋に籠ってしまっている
- せっかく来たのに、同じ空間にも居られないの?
お家デートをしている時に部屋に籠って出てこないコンサル彼氏。これもあるあるの1つです。
この状況は、集中したいというだけでなく、カッコ悪いところを見られたくないという心境の現れでもあります。
仕事で苦しい時は、その苦しさを紛らわすために落ち着かないことも少なくありません。
天井を見上げたり、紙をぐちゃぐちゃにしたり、時には声を出したりと、普段のスマートな感じからは程遠い姿でいることもしばしばあります。



カッコ悪いところを見られたくない男の変なプライドですね。
同棲ではない状況の場合、せっかく来てくれた彼女に対して相手できない申し訳なさもあります。
自己中心的な考えですが、申し訳なさから気を紛らわすために部屋に籠る、というケースも。
いずれにせよ、余裕がない状況がコンサル彼氏あるあるを生み出していると言えるでしょう。
コンサル彼氏あるあるとの付き合い方


お互いまずは共感し合う
コンサル彼氏あるあるの裏側には、仕事を頑張りたい彼氏の余裕のなさがあります。
そんな余裕がない彼氏に対していきなり気持ちをストレートにぶつけてしまうと、さらに余裕がなくなってしまいます。
大事なことは、気持ちをストレートにぶつける前に、コンサル彼氏に共感することです。
「私はあなたの大切で唯一無二の特別な存在であるはず。なのに、なぜこちらを向いてくれないの?私に関心を持ってくれないの?」という感情があるのは十分わかります。
しかし、ここはぶつけたい気持ちをグッと堪えて、彼氏の置かれている状況への共感を伝えましょう。
その上で、自分がどういう気持ちだったか、丁寧に伝えていきます。
話す順番を少しだけ変えてコミュニケーションを取ってみてください。
もちろん、コンサル彼氏側の役目も重要です。お互いに共感し合うことを事前にルールとして決めておくと良いです。
別記事で夫婦向けに解説していますが、十分カップルにも参考になります。ぜひお読みください。


自分が変わってみる
お互いに共感があったとしても、相手が変わってくれない時もあります。この場合、自分が変わることができないか?を考えてみることが大切です。
相手に変わってもらうことも重要ですが、一筋縄でいかないことも多々あります。
コンサルに行くような彼氏は、よく言えば意思が強い、悪く言えば頑固な人も多いです。
また他責よりも自責であるべきと考える人も多いため、「私は変わらないけど、あなたが変わってよ」というコミュニケーションはネガティブに捉えられかねません。
まずは自分が変わることができないか?考えてみましょう。
もちろん、自分だけが変わるのではなく、自分が変わった上で相手にも変わってもらう、という双方の歩み寄りが前提です。



自分だけ我慢する必要はありません。
もしどうしても折り合いがつかない場合は、別れるという選択肢もあります。
その時は悲しいですが仕方ありません。
今の時代、出会い方は多様です。コンサルタントという職業の人に魅力を感じるのであれば、マッチングアプリで検索することだってできます。
様々な「自分が変わる」選択肢を持つことは、自身の心の余裕にもつながります。
コンサル彼氏に変えてもらう
自分だけ我慢してコンサル彼氏は変わらない、というのは長い目で見た時にどこかで歪みが生まれます。
コンサル彼氏も歩み寄ることは必要です。
この際、最初にお互いに相手の気持ちに共感することから始めると、歩み寄りやすいことは上で解説しました。
彼氏に「変わってもらう」ことについて、少しだけ深掘りします。
コンサル彼氏あるあるは、コンサルにいる限り付きまとう問題です。
コンサルという仕事上、常に自分の能力より少し高いレベルの仕事が振られて余裕がない状態がずっと続きます。
頑張りたい気持ちはありつつ、どこかで「辛いし、やめたい」と思っている所もあるのです。
しかし、「パートナーへの見え方が気になり辞めることができない」というケースもあります。
もしコンサル彼氏が悩んでいる場合、「やめてもいいんだよ」と伝えることで、彼氏は救われる部分もあるかもしれません。
もちろんコンサルをやめる上で、パートナーへの見え方以外にも気になる部分はあるはずです。
別記事にてコンサルをやめるにあたって考えておくべき5つの点を解説していますので、タイミングを見てコンサル彼氏に共有していただければと思います。


コンサル彼氏あるあるの真相を総括
最後に、この記事のまとめです。
- コンサル彼氏あるあるは「余裕のなさ」が要因。
- コンサル彼氏は常に高いハードルを課せられ、苦しい状況が続いている。
- コンサルあるあるとの付き合い方は、お互いまずは共感し合うこと。
- 共感に合わせて、自分と彼氏、双方が歩み寄ることが大事。
- コンサルをやめることもひとつの選択として考えることも重要。



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