未経験でも挫折せず、コンサルのキツイを乗り越えるためにできること

  • コンサル転職に興味があるけど、「未経験はキツイ」「やめとけ」と言われて不安…。
  • やる気や覚悟はある。その他に何が必要なのだろう?
  • 未経験の自分はコンサルのつらさを乗り越えられるのだろうか?

様々なコンサルのキツイを見聞きする中、「自分は本当に乗り越えて活躍できるのか?」いまいち確証が持てないですよね。

私は新卒で外資系の戦略コンサルに入社しました。社会人ですらない「ド未経験」なため、全くイメージがつかず不安に感じていました。

この記事のポイント

  • キツイを乗り越えられるかは、コンサルでの労力を知るだけでは不十分
  • 労力に加え、得られるリターンも含めて考えることが重要

実は、きついを乗り越えられるかどうかは、長時間労働などの大変な側面を知るだけでは不十分です。

自らかけた労力に対して、自分が満足するリターンを得られるか?まで見て初めて、キツイを乗り越えられるかどうかが見えてきます

この記事では、外資系コンサル、スタートアップ、事業会社と様々な企業で働いた経験を基に、コンサルの“キツイ”に加えて、得られるリターンを丁寧に解説します。

コンサルのキツイの実態を、事業会社やスタートアップとも比較しながら解説していますので、ぜひ最後までお読みください。

この記事では、いわゆるマッキンゼーやBCG、アクセンチュア、big4等の大手のコンサルファームを解説対象としています。

目次

「長時間勤務=キツイ」ではない|未経験コンサルが忘れがちなこと

「長時間勤務だからキツイ」は嘘

「コンサルって深夜早朝・休日も休みなく働いていてきつそう」とよく言われますが、もう少し丁寧に見る必要があります。

なぜなら「長時間勤務ならば即ちキツイ」ではないからです。

例えば、残業が月100時間あったとしても、年収1億円もらえるならば、応募が殺到するでしょう。
逆に、毎日定時で帰れるとしても、仕事内容が全く興味のない、ただの単純作業であれば嫌に感じる人も少なくないはずです。

ここから分かることは、コンサルの激務の面だけを見ているだけでは、キツイかどうか正しく理解できないということです。

すべてはかけた労力とリターンのバランス次第

キツイかどうかを判断するには、「かけた労力と得られるリターンが、自分にとって納得感のあるかどうか?」が大事です。

ポイントは労力だけではなく、リターンにまで目を向けることです。

例えば先ほどの例も、「別にお金なんて最低限あればいい」と言う人にとって、残業100時間は避けるでしょうし、「仕事が単調である方が気楽でいい」という人もいるはずです。

コンサルでのリターンを見る際も同様です。

  • 「給与がいい」というのは、一体いくら貰えるのか?
  • 「経営に携わる」とは、具体的にどう携わるのか?

抽象的な内容の解像度を上げて具体的に見ていくことが重要です。

本記事ではコンサルで必要とされる労力とコンサルで得られるリターンを、次の観点で見ていきます。

  • 労力:肉体的な労力&精神的な労力
  • リターン:経済的なリターン&非経済的リターン

未経験コンサルの”キツイ”解説①:コンサルでの労力の他業種比較

肉体的な労力

コンサルで必要とされる肉体的な労力は次の3つです。

  • 長時間し続ける思考
  • オフィス外での活動
  • 投下する膨大な時間

どれもコンサル未経験ではイメージしづらいところもあるので、順番に解説します。

長時間し続ける思考

「長時間思考し続けること」はコンサル特有の労力の1つです。

単純に頭を動かし続けるというより、「本当にこれで良いのだろうか?」と不安を覚えながら試行錯誤し続ける胆力的な側面もあります。

私はスタートアップ・日系大手と様々な企業を渡り歩く中で、コンサルはとにかく考えることへの強いこだわりがあると感じています。

コンサルでは常に「なぜそうなのか?」「だから何だと言えるのか?」をひたすら考え続け、より良い内容へと磨き上げているイメージです。

新卒の時に上司から「すべてのことに対して理由を説明できるように」と言われていました。
「パワポの図形一つにとっても、なぜ三角記号ではなく矢印で表現するのか?まで説明できるようにしろ」と言われたのが印象深いです。

コンサルは”考えたこと”自体が商品ですので、考えることを突き詰めるのは至極当然のこと。

しかし、未経験でコンサルに入るとその突き詰め度合いに面食らう人も多いです。

ジュニアであればあるほどコンサルでの要求水準に簡単には達しないので、必然的にあーでもないこーでもないと長時間考えることになります。

では逆に年次があがれば楽になるか?というと、そうはいかないのがコンサルです。

難易度がどんどんあがったり、プロジェクトを掛け持ちしたりと、考えることが増えるのです。

「自分は思考し続けられるのか不安…」という方もいらっしゃると思います。

しかし、コンサルでは採用試験で長時間思考できるかを厳しく見ているので、試験を通過できた方はコンサル素養があるといえます。

詳しくは別記事でも解説しているので併せてお読みください。

オフィス外での活動

コンサルでの労力=デスクワーク中心と思いがちですが、オフィス外での活動や移動も頻繁にあります。

社内でデスクワークが基本だった人が転職すると、「意外と外にいる時間が長いな」と感じるかもしれません。

逆に、前職でフットワーク軽く動けていた方からすると、スムーズに馴染むことができるでしょう。

オフィス外の活動例として、ジュニアの頃はファクトを揃えるためにデスクトップやオンラインのインタビューだけでは足りず、現地を訪問して数を数える、のようなことがあります。

上司たちの提案に同伴する場合は、大量の印刷物が入った紙袋を何個も持って移動することもあります。

私自身の経験では、古い有価証券報告書が必要になり、取り扱っている図書館を梯子して20年分見返したことがありました。

上の年次になればなるほど営業シーンも増え、顧客訪問も頻繁にあります。

複数案件を抱えるので、オフィスを梯子し、午前は都内の新規クライアントへの提案、午後は地方のクライアントの定例会議に参加、なんてこともザラにあるのです。

コンサルティングは結局のところ客商売。

足繁く通うことすらも付加価値になるので、大変ですが投下するだけ価値がある労力です。

私自身、現場に出て足で稼いだ情報が大きな価値につながりました。ぜひ別記事を参考にしてみください。

投下する膨大な時間

ひたすら考え、検証のために足を使い、顧客のオフィスに赴いて議論し、また本社に戻って考え、社内で議論し、・・・を繰り返すので、シンプルに長時間労働になります。

実際に残業時間のデータを見ても、長時間労働はコンサルの特徴の1つと言えます。

例えば、外資系戦略コンサルの代表格であるマッキンゼー、BCG、ベイン(いわゆるMBB)の月間残業時間を「openwork」や「転職会議」等の口コミサイトで確認すると、およそ70〜80時間となっています。

総合系コンサルのアクセンチュアやデロイト、PwCなどの残業時間は30~50時間/月
戦略部門以外の部署があることや、社員数が多いため、残業時間が平準化されて緩やかになっていると考えられます。

他の業界の残業時間も同様に確認してみましょう。

例えば、5大総合商社やメガバンク3行は、いずれも30時間前後です。
現在私が勤めているメーカーも30時間程度となっています。

もちろんもっと長時間働いている業種・職種もあるでしょうし、どの仕事も忙しい時期は残業時間が凄いことになることもあるでしょう。

私自身、メーカーで新規事業系の組織にいるためか、メーカーの平均時間より残業が多いです。

しかし、どこまでいっても例外はあります。

まずは平均的な特徴として、コンサルの具体的な労働時間のイメージを持つことが重要です。

精神的な労力

次に精神的な労力を解説します。

把握しておくべき精神的な労力は大きく分けると、顧客・上司・部下それぞれからのプレッシャーへの対応です。

精神的に追い詰められがちな印象がありますが、よくよく見るとコンサル以外の業界・職種でも当たり前な話も多くあります。

「コンサルだから」と不必要にビビることはありません

対処法も解説しますので、是非お読みください。

顧客:無茶な要求が多い!?

コンサルで感じる精神的な労力の1つに、「顧客からの高い要求に対応すること」があります。

昨今、コンサルそのものの利用が広がったことや、生成AIの発展により、顧客からの要求水準は非常に高いです。

  • そもそもどうやったら解決できるのか、パッと分からない依頼
  • 膨大な分析・作業が必要なのに、納期が短い依頼

難しい問題な上に、作業が大変ですので、「これ答え出せるのだろうか…間に合うのか…」と精神的な負担も大きいでしょう。

「だからコンサルは大変」と思いがちですが、ここで考えて欲しいのは「何故、要求水準が高いのか?」です。

顧客はコンサルに対して人月単価に換算して何百万円も支払っています。

顧客の立場に立ってみれば、「これだけ払っているんだから、それ相応の働きをしてくれよ」と思うのは自然ですよね。

人月単価が高い仕事をされていたコンサル未経験者であれば、比較的スッと適応できるでしょう。

一方、あまり顧客フロントに立ったことが無く、自らの人件費の価値を考えたことが少ない方は、初めの頃苦労するかもしれません。

精神的に大変なのは間違いないですが、「それだけ対価を頂いている」と考えられるか否かが大事になってきます。

上司:できないことをひたすらさせられる!?

2つめの精神的な労力は、「”自分が苦手・できないこと”に必死に食らいつく」です。

日々のプロジェクトで上司からひたすら詰められるイメージをお持ちの方も多いでしょう。

  • パワポの論理の破綻を一発で見抜かれてロジカルに激詰めされる
  • 顧客価値に繋がっていない提案をして、プロ意識不足を叱責される
  • 顧客を巻き込み動かすためのリーダーシップが足りないと指摘される

「最初はきつくても、慣れと共にちょっとずつ楽になるはず」と期待するかもしれません。

しかし、実際の所は、慣れてきたと思ったらすぐに次のチャレンジを上司は与えてきます

今の自分にとって難易度が高い課題をひたすら与えられるのです。

「上司が来てくれるから大丈夫だろう」と思っていた会議で、「行けなくなったのでよろしく」のような無茶ぶりをされたこともありました。

本人が出来ないことをさせる背景には、コンサルでは「ストレッチこそが人を成長させる」という価値観で人材育成を行っているからです。

もちろん上司が負える責任の範囲でのストレッチですが、いざ自分がストレッチさせられると「まじかよ…これ大丈夫なのかな…」と不安になります。

「とにかくストレッチさせ続けられ、それに食らいつく必要がある」、というのは事業会社ではなかなか機会が無く、コンサル未経験者では大きな精神的な労力になっています。

部下:遠慮なくダメだし!?

3つ目の精神的な労力は、「コンサルプロパーの部下からの遠慮ないダメ出しにプライドを捨てること」です。

コンサルに新卒で入るような人は、数年間でコンサルで必要な基本所作を身に着けています。

ロジカルシンキングのような思考力だけでなく、パワポやエクセル操作などのスキルも鬼のように早いです。

未経験コンサルで入社すると、そのような新卒プロパーコンサルの部下を持ったり、自分より年次が低い同僚と共にプロジェクトで働いたりする機会が頻繁にあります。

この時に彼らから「全然だめですね」「何を言っているかわからないです」「まだ終わらないんですか?」などといったきつめのコメントを貰うことがあります。

年功序列が強いような会社で働いていた環境から映るとびっくりするとともに、苛立ちや恥ずかしさを覚えることもあるでしょう。

このときにぐっとこらえて、顧客の価値最大化に貢献できる動きができるかどうか、胆力が試されます

プライドを捨てて分からないことは分からないと頭を下げ教えを請い、自分が価値を出せると所でしっかり力を発揮する出すことが重要です。

なお同期との出世競争が激しいイメージをお持ちかもしれませんが、意外と同期は良き理解者であることが多いです。
同じタイミングで入社しているからこそ、困っていることも似通っています。
同じ苦労を理解してくれて愚痴ったり励まし合ったりできる数少ない仲間と言えるでしょう。

未経験コンサルの”キツイ”解説②:見落としがちなコンサルでのリターン

この章では、コンサルで得られるリターンについて解説します。

大きく分けて、経済的リターンと非経済的リターンの2つがあります。

ここで重要なことは「給与が高い」と表層的に知るだけでなく、もう一歩深く理解をしておくことです。

経済的リターン

業界比較での平均給与の高さ

コンサルで最も分かりやすいリターンは、業界で見た時の平均給与の高さです。

東洋経済新報社の『「会社四季報」業界地図 2025年版』によれば、コンサルティング業界の平均年収は1,008万円

これ以上の平均年収を期待できる業界は、M&A助言・仲介か、総合商社しかありません。

ここで重要なことは、コンサルの給与の高さは業界間で比べた場合と言う点です。

すなわち、コンサル業界へ転職することで平均が上がる可能性はあるものの、個社企業で見たら必ずしも一番いいとは言えません。

例えば、『「会社四季報」業界地図 2025年版』記載の企業別年収ランキング上位50社で、コンサルティングに分類される企業は5社しかありません。

このランキングに載っていない高年収の企業も世の中には数多くあります。

コンサルで得られるリターンは、「どのコンサルに行っても比較的良い給与が得られる」という安心感なのです。

「もっともっと高い給与を!」と言う方は、コンサル以外も視野に入れた方が良いでしょう。

昇給スピードの速さ

平均給与の高さに目を奪われがちですが、昇給スピードの速さも忘れてはいけません。

マネジャー未満は、アナリスト・コンサルタントそれぞれ2~3年在籍することが多いです。

新卒で入った子が数年で年収1,000万円を超えるスピード感です。

更にマネジャー・シニアマネジャーと職位を上げていくと、新卒から10年経つ頃には2,000万円到達することも珍しくないです。

もちろん、歩合制の営業をされている方は1年目だろうが年収は大きくなります。

しかし、営業系ではなく会社勤めでこれほど早く年収が上がる企業は多くはありません。

早く年収が上がれば、余力分を投資に回せるようになるので、資産形成する上でも有利になります。

自社株での資産形成

上場しており自社株を買えるコンサルファームに限りますが、自社株を割引で購入することができます。

購入時はその時の株価からの割引だけでなく、取得手数料も無料になるケースも多く、非常にお得です。

もちろん勤めている先が今後も成長していくことが大前提になりますが、昨今のコンサル業界の市場成長を考えれば良い資産形成手段となりえます。

私自身、保有していたコンサルの自社株が数年間で2倍になりました。

特にコンサルで働いていると、忙しくてお金を使うタイミングが無いことも。

銀行口座に入れておくぐらいなら、自社株に回すというのも1つの方法です。

自分の日々の仕事の頑張りが自分の将来の資産増にもつながるので、仕事のモチベーションにもなります。

なお購入は好きな金額やタイミングで行えるわけではなく、「最大給与の○○%を積み立てて、会社指定のタイミングで購入」のような方法です。
退職後も口座は持てるので、そのまま保持し、好きなタイミングで売却できます。

給与アップでの転職

コンサルの次に転職する際に給与アップの可能性が広がる点も、長い目で見た時の経済的なリターンです。

もちろん本人の実力が伴っていることが重要ですが、コンサルにいたことでハイクラスでの転職の道も開けてきます。

例えば、PEファンド。
PEファンドはコンサルよりもベースの給与が高く、上手くExitできた際の成果報酬が非常に大きい業種です。PEファンドは基本中途でしか入れません。その中で、コンサル経験は有力なパスの1つです。

コンサルに一度入ってから、更に上のランクのコンサルに転職するパターンもあります。

注意点は、コンサル経験によって得られるのは「オプションの広がり」という点です。

結局給与アップできるかどうかは、転職先の給与水準次第になります。

例えば、日系大手への転職の場合、コンサル経験だからと言って、いきなり高い給与を期待することは難しいです。
前職給与は多少は考慮されますが、事業会社の場合は年齢の影響が大きいです。

あくまで「可能性が広がることがリターン」として理解しておくと良いでしょう。

非経済的リターン

問題解決のスキルとリーダーシップの習得

コンサルにいることで得られる非経済的なリターンの1つは、問題解決に必要なスキルとリーダーシップです。

問題解決スキルは、論点思考や仮説思考といった思考スキル、定量・定性での調査および分析スキル、考えを明快に伝えるプレゼンスキルといったスキルです。

これらのスキルは汎用性が高く、ビジネスにおいて非常に心強い武器になります。

コンサル・スタートアップ・事業会社と経験した中で、コンサルで鍛えられた人は他に比べて圧倒的にスキルが高いと感じています。

上記の問題解決スキルに加え、問題解決のためのリーダーシップも得られることが大きなリターンです。

「あれ、問題解決には思考スキルなどのスキルがあればよいのでは?」と思う方も多いと思います。

実は問題解決においてスキルと同等かそれ以上に重要なのがリーダーシップなのです。

ここでコンサルにおけるリーダーシップは、「問題解決するために、主体的に貢献する意識」という意味合いです。

コンサルは社外の立場からクライアントの会社の問題解決するのが仕事です。この時、単なるロジックを伝えるだけでは人は動かず、問題は解決しません。リーダーシップが重要です。

コンサルではリーダーシップを実践を通じて身に着けることができます。

リーダーシップを発揮できるようになれば、その後どこに転職した時も活躍できることでしょう。

リーダーシップの詳細は、元マッキンゼーの採用マネジャーをされていた伊賀氏の著書『採用基準』をぜひお読みください。

問題解決スピードの獲得

コンサル経験を経ることで問題解決ができるだけでなく、「素早く」解決できるようになることも大きなリターンです。

コンサルの短いプロジェクトは数ヶ月で終わります。その短期間で調査や分析を行い顧客に提言しなければなりません。

そのためコンサルでは次の2つの方法で圧倒的にスピードを上げています。

  • 解くべき問題を絞り込み、集中して答えを出すプロセスによるスピードアップ
  • 調査・分析スキルや各種ソフト操作の熟達によるスピードアップ

①の解くべき問の絞り方を身に着けるには一定の馴れが必要です。

この技術は、熟達した上司からのフィードバックを貰うことで磨かれていきます

他業界でも昨今は論点思考など話題に挙がりますが、フィードバックできる上司が少ないため実践する場がないのです。

問の絞り込みは、コンサルに入社することで得られるリターンと言えるでしょう。

解くべき問に集中することの重要性について、詳しくは安宅和人著『イシューからはじめよ』をお読みください。

②の調査・分析や各種ソフト操作のスピードアップも地味に効きます。

コンサル入社1,2年目は問いの絞り込みをできるだけのスキルがないので、上司が考えた問いに対してひたすら作業をさせられます。

膨大な作業をさせられるため、調査・分析やソフト操作スキルは圧倒的に早く習熟できるのです。

よく「パワポ職人」のように揶揄されることもあるスキルですが、磨き上げれば武器になります。
詳しくは別記事をお読みください。

価値基準・行動基準が近しい人的ネットワーク

「価値基準・行動基準が近しい人的ネットワーク」も長い目で見た時に活きてくる非経済的なリターンです。

  • 顧客ファーストにこだわる姿勢
  • 問題解決するときの共通プロトコル
  • 結果へのこだわり

コンサルで知り合った同僚は、基準が近しいため、仕事の依頼が非常にスムーズになります。

ここで得たネットワークはその後のキャリアで大いに役に立つのです。

例えば、事業会社に転職した後も、何か迷ったときには当時のコンサルの同僚に相談すると、サッと問題を理解して彼らなりの解決を提示してくれます。

他にもスタートアップに転職した場合、「新しい人を採用したい!」となることが多々あります。その時、当時の同僚であれば安心して声をかけられるでしょう。

自分がコンサルにいる場合も、自分より先に退職した元同僚から、「○○に向いている仕事だと思うんだけど、どう?」と誘われるかもしれません。

年次が若い頃は自分1人のスキルを磨くことに意識が向きがちです。もちろん、個人芸を高めることは必要です。

しかし、長い目で見ると、仕事上で知り合った、自分と近い価値基準を共有している人が多ければ多いほど、仕事で結果を出しやすくなります

コンサルで得た人的ネットワークは、ボディブローのように効いてくる非経済的なリターンです。

価値基準と専門性はイコールではない点はご留意ください。

本当にコンサル未経験でキツさを乗り越えられるのか…?不安への対処法

コンサルでの労力・リターンの概要はわかった。でも本当にキツイを乗り越えられるか不安…

ここまでコンサルで求められる労力と得られるリターンを具体的に見てきました。

具体的に労力とリターンを見ることで、「これなら頑張れそうだ」や「やっぱりキツそうだから辞めよう」と結論を出せるようになってきたと思います。

しかし、これでもまだ不安に感じる人もいるでしょう。そのような方は、さらに次のような情報が必要です。

  • コンサル各社・各部署の労力とリターン
  • 想定が外れた時の対応方法

順番に解説していきます。

労力とリターンを個別に詳しく知る

労力とリターンの概要だけでは不安がぬぐえない場合、具体的なコンサル会社や部署の実態を見る必要があります。

概要はあくまでざっくりとした方向性を示すもの。より深く安心するには、「自分が気になっている会社がどうなのか?」まで知る必要があるのです。

例えば、総合コンサルティング会社の平均残業時間は30~50時間ですが、その中の戦略部門はマッキンゼーと並ぶ程の残業をしています。

同じアナリストであっても戦略部門とIT部門で給与が異なります。

労力やリターンを詳細に知るには、具体的にコンサル各社・各部署を丁寧に見ていくしかないのです。

個別具体的な労力・リターンを知るには、コンサル特化の転職エージェントに登録して相談するのがベストです。

彼らは各社・各部門の詳細な労働環境やリターンを把握しています。唯一、同じ視点で客観的に横比較できる存在なのです。

当然、コンサル各社・各部門の最新の情報もキャッチしています。

今すぐ転職する気満々でなくても無料で相談に乗ってくれますし、相談して「やっぱり辞めたいです」となっても強引に応募することもありません。

別記事にて選び方を詳しく解説していますので、ぜひお読みください。

想定が外れた時の対応方法を知る

個社毎の労力やリターンを具体的に知ってもまだ不安が拭えない場合は、想定が外れた場合の対応を知ることが大切です。

エージェントを使って各社の詳細な情報をどれだけ調べても、実際とはズレがありますし、自分が本当に耐えられるのか?はやってみないと分からないからです。

「もし聞いていた話と違ったらどうしよう?」「聞いていた通りだが、自分が思ったより頑張れなかったら…」と心配は尽きないものです。

重要なのは、想定とは違う状況になった時の対応をきちんと知っておき、「最悪でもここまで。」と腹積もりすることです。

ここでは2つの想定外の対応方法を解説します。

1つ目は落ちこぼれてしまった場合。

予定年数より昇進が遅れてしまっていたり、PIP(業務改善計画)の対象となってしまったりすると、大変なことが続く割に給与も上がらず、キツイと感じがちです。

落ちこぼれてしまった場合、何かしらの理由があります。理由とその挽回策を「自分の頭で」考えることで道は開けてきます

詳しくは別記事で解説していますので、ぜひお読みください。

2つ目はコンサルを辞めたくてもなかなか辞められない状況です。

コンサルを続けていて「やっぱりキツイ」と思っても、パッと辞められずに苦しい思いをすることがあります。

この気持ちを脱するには次の5つの感情に対してきちんと向き合うことが大切です。

  • コンサルで得られるはずのことを、得られない不安
  • 転職活動自体や将来のキャリアへの不安
  • 辞めること自体の恥ずかしさや悔しさ
  • まだ頑張れるのでは?という自分への期待
  • 変化すること自体への不安や面倒臭さ

別記事で自分の感情への向き合い方を詳しく解説していますので、ぜひお読みください。

【総括】勇気を出してチャレンジしてコンサル未経験の“キツイ”に打ち勝つ!

最後にこの記事のまとめです。

  • きついかどうかは、かけた労力とリターンのバランス次第
  • コンサルでの労力は肉体的な労力と精神的
  • 精神的な労力
  • 未経験コンサルの”キツイ”解説②:見落としがちなコンサルでのリターン
  • 経済的リターン
  • 非経済的リターン
  • 本当にコンサル未経験でキツさを乗り越えられるのか…?不安への対処法
  • 労力とリターンを個別に詳しく知る
  • 想定が外れた時の対応方法を知る

最後までお読みいただきありがとうございました。

よかったらシェアしてください!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次